平成23年8月7日 「大阪府同窓会女性会員の集い」が開催されました。
今回のテーマは「食の達人に聞く 和食の愉しみ」で、テレビや雑誌などのメディアで活躍されている奥村彪生先生に、日本の食についてお話をしていただきました。
日本料理は大きく、料理屋の料理(お金のかかった、見せるための料理)と家庭料理(無償の行為による、毎日違う味のもの)の二つに分けることができます。家庭で作る料理は毎日味が違ってよい、家族の体調をみて味を変えるのが良いそうです。
そもそも日本独自の料理というものはなく、京料理も朝鮮伝来だそうです。朝鮮料理から、にんにくと胡麻と唐辛子を除くと、京料理になります。
寿司や餅も、もとは少数民族の食べ物だそうです。しかし、日本の水だけが世界で最も安全なため、縄文時代から生魚を刺身として食べるのは日本だけで、日本料理の基本は水で洗い清めることといえます。
日本伝統食の欠点、塩分とりすぎ、カルシウム不足、動物性タンパクと油脂不足は近年改善されてきたものの、コンビニの普及などで家庭の味がなくなってきたため、落ち着きのない子供や噛む力のない子が増えました。
子育てをしている私には耳の痛い話でしたが、家庭料理の大切さを実感させられました。
その後は、今回私たちのために考えてくださったオリジナル献立によるお弁当をおいしくいただきました。
女性会員16名、男性会員7名参加で、楽しいひとときを過ごしました。
Last Update : 2011/08/23