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平成25年度女性会員の集い

 

10月27日(日)京都祇園四条の南座で坂東玉三郎出演の音楽舞踊劇「アマテラス」を観賞しました。
総勢25名の参加で、南座の中にある花萬にて昼食後2時30分より開演されました。玉三郎×鼓童の共演はまさに躍動と美の饗宴でいうまでもなく玉三郎の優美な舞踊は観るものの魂く揺さぶりました。終演後自由解散となりましたが、女性会員の皆様には十分に満足していただけた集いだったと思います

46回生永山聖子(ながやましょうこ)先生の投稿文です   

同窓会の諸先輩方こんにちは。10月27日(日曜日)は京都の南座で阪大歯学部同窓会・女性の会が開催されました。この日は歌舞伎当代の立女方の坂東玉三郎さんと太鼓芸能集団・鼓童の「アマテラス」を鑑賞しました。南座は前を通ったことはあっても入ったのは今回が初めてです。あらかじめ用意されたくじ引きで座席に着席。お隣に座っておられるのは私より年上の女性です。お見かけしたことがあるけれど思い出せないまま、すぐに真っ暗になったのでご挨拶もそこそこに舞台が始まりました。実は正直なところ「人間国宝になられたし、玉三郎さんを一度は見ておこう」ぐらいの気分で参加したのですが、日本の神話世界を描いた音楽と舞踊の世界にどんどん引き込まれていき、目はくぎづけになりました。舞台はセリフもなく、音といえば、ずっと叩き続けられる鼓動の太鼓、鐘、笛、琴とときどきの唄のみ。玉三郎さんのアマテラスは、オレンジの衣を揺らめかせながら、ゆったりした舞の動き。太陽であるアマテラスはまさに光の世界を表現しています。その輝きは美しさとして表現されていて、ビーズが煌めく純白の衣装で現れたアマテラスに会場がどよめいていました。南座は想像していたよりも小さな会場だったので、美しい玉三郎さんの姿がオペラグラスなしでもよく見えました。そして和太鼓も素晴らしい。鼓童は佐渡を本拠地として世界中を公演するプロの和太鼓集団…ほどの知識しかありませんでしたが、生で聴くとドーンドーンと太鼓の音が地響きのように迫り、お腹にずっしりときました。こんなにカタルシスとは!古来から太鼓やドラムは儀式や祭礼に使われ、人々をトランス状態に導くと言われていますが、プリミティブな感覚に訴えるものがあります。これぞライブの醍醐味です。なんてラッキー!その瞬間の、動く芸術を観ることができるのですから。最高の体験でした。そして幕間にお隣の先輩とお話したところ、あらまあなんと、かつて授業で教わった西田百代先生でした。先生が執筆された教科書「イラストで学ぶ有病高齢者歯科治療実例集」にはお世話になっていたものですから、偶然に驚きました。先生の目下の趣味はチリメン・モンスターの標本写真を撮ることだとか。今も子どもとの関わりを大切にされるていて素敵!女性歯科医師の先達の生き生きと活躍されている様子に、私もがんばらなくてはと励まされました。先輩方どうもありがとうございました。ご無沙汰していた同窓会ですが、行ってみるもんだと感じた秋の一日でした。

 

Last Update : 2013/10/29